気をつけたいのは妊婦の伝染性紅斑だ。
よく知られているのが、男性が思春期以降に「おたふく風邪」に罹ると、精巣炎により不妊症になってしまうというものだが、伝染性紅斑の場合も大人の方が症状が重いのだ。
特に妊娠初期・中期の伝染性紅斑には気をつけていただきたい。
子供の場合、通常は熱は出ないが、大人が伝染性紅斑に罹ると高熱が出るそうだ。
ある日自分の子供が、熱もないのにほっぺたが鮮やかに真っ赤になっていたら伝染性紅斑を疑って良いだろう。
感染経路は飛沫感染なので、伝染性紅斑は学校や幼稚園・保育園などの集団生活のなかでの感染が多いのだ。
上記の理由から、伝染性紅斑は子供に多い印象を受けるのはうなずける。